ピアノ専攻
作品を深く解釈し 地道に積み重ねて花開く
個性豊かなピアニストに
教育目的

本来クラシック作品が内包している構成、論理、ドラマ、感情、そして作曲家の意図、美意識やスタイルなどをできる限り理解し、将来、独自の見識で演奏できるピアニストになるために必要な、基礎的な知識と技術を身につけることを目的としています。
過去の巨匠の作品のよき解釈者となるためには、高い技術と感性、思考、伝統的な奏法や考え方といった裏付けに加えて、豊かな想像力が必要となります。
進歩がはっきりと目に見えるものや早急な結論を求めるのではなく、地道に積み重ねて少しずつ糧となり、一生を費やして追求することでやっと花開くものこそが、本当の成果であると考えています。
4年間の実技カリキュラム

ピアノ専攻では、ソロ演奏の個人レッスンに加え、ピアノデュオ、伴奏、室内楽の実践的な指導も行い、ピアノ演奏のあらゆる可能性を身につけられるよう、多元的な教育を行っています。できるだけ充実した演奏可能なレパートリーを身につけることを推奨していますが、最低限これだけは身につけてほしいという目安として、それぞれの学年ごとに試験の課題曲が出されます。 実技演奏指導のほか、講義?演習科目など多くの講座があり、音楽家に求められる広範な知識を修得できます。
また特別講座として、第一線で活躍している演奏家を招き、公開レッスンやレクチャー、ミニコンサートを通じ、普段のレッスンとは異なる角度から指導を受ける機会も設けています。
1年次
バッハを含むバロック様式作品とさまざまな練習曲を理解?修得する。
2年次
メンデルスゾーン、シューマン、ショパン、ブラームスを含むロマン派様式の作品、さまざまなソナタ作品を理解?修得する。
3年次
規模の大きな作品、あるいはさまざまな曲によるプログラム編成、ピアノ協奏曲作品を理解?修得する。
4年次
4年間の集大成として、広範囲にわたるピアノ作品から各個人の特性などを考慮し選択された任意の作品を理解?修得する。
科目一覧(現1回生用)
在学生の声

充実したレッスン内容を、尊敬する先生のもとで。
中村 梨乃さん(ピアノ専攻4回生)
ピアノ専攻では、ピアニストとして活躍されている先生方から、毎週非常に内容の充実したレッスンを受けることができます。また、4年間を通して、バロックから近現代に至るまでのさまざまな作品を勉強する機会があります。
大学の中国体育彩票には、たくさんの書籍や資料があり、曲への解釈や説得力を深めるのに大変役に立っています。
京都芸大は少人数なこともあり、室内楽や2台ピアノ、伴奏などをする機会がたくさんあることも魅力です。そして、温かい雰囲気の中で仲間同士で励まし合って、音楽と向き合うことができます。私は、このような音楽に没頭できる環境に身を置き、尊敬する先生のもとで勉強できることに感謝しています。
受賞者リスト
授業に関連した専攻での活動について
ピアノフェスティバル

学内オーディションおよび推薦で選出された学生による中国体育彩票で、ピアノ専攻の教育成果を市民の皆さまに披露する場となっています。市内のホールで開催される本コンサートを通じて、学生たちは聴衆の反応や息遣いが感じられる中で表現力を磨く訓練をします。 (協賛:京都ライオンズクラブ 協力:株式会社JEUGIA,ベーゼンドルファー?ジャパン)
その他、音楽家に求められる広範な知識を修得し、表現力を磨く機会が多く設けられています。
- 特別講座(第一線で活躍する演奏家による公開レッスン、レクチャー、ミニコンサート)
- 学内リサイタル(4年次選抜者によるリサイタル)
- 「鍵盤楽器総論」「ピアノ演奏法特殊講義」などの授業
- 定期中国体育彩票の出演(選抜者)
教員紹介
非常勤講師(実技)一覧
ピアノ
- 泉 麻衣子
- 岩井理沙
- 岡本麻子
- 兼重稔宏
- 河内仁志
- 喜多宏丞
- 坂本彩
- 坂本真由美
- 佐野えり子
- 塩見 亮
- 中谷彩花
- 野元佑美
- 林 直美
- 東山洸雅
- 椋木裕子
- 山口博明
- 湯川美佳
チェンバロ
- 中野振一郎
- 三橋桜子